環境に優しい移動手段による持続可能な中山間地域活性化

 

 

第1回 食の文化祭 ―恵み― 
 

 地域コモンズ構築班の食文化グループは、平成24年2月19日(日)に、第1回食の文化祭を開催しました。
メンバーである、農村文化協会の池田玲子先生と長野県短期大学の中澤弥子先生を中心に、農協女性部を始めとする各種地元女性団体のみなさんによって企画・運営がされました。鬼無里の人口が6千人を超えていた昭和30年代に注目し、活気にあふれていた頃の人々の生活や行事を振り返り、それにまつわる食を再現し、観光で訪れる方々にも味わっていただき、行く行くは滞在型観光に結び付けていきたいと考えました。

参加されたみなさまには寒干し大根の煮物や乾葉(ひば)のおこがけ、煮豆や大根びきなど十数種類の献立を自由に味わっていただき、食材で使用された寒干し大根、干葉、寒ざらし粉など、寒い冬を過ごすための知恵と工夫を学びました。また、鬼無里小学校の児童による「そばクレープ」の実演や長野県短期大学の学生による、鬼無里各所の水の展示や試飲など、盛りだくさんのイベントとなりました。

午後には、信濃毎日新聞社論説委員の三島利徳氏の講演が行われ、「世界一幸福な国 ブータンの人々の生活」を紹介していただきました。

小学生から喜寿を超える方々まで大勢の参加があり、参加者からは、「郷土色の豊かさに驚きました」「改めて伝統食、自然食の良さをかみしめました」など感想が寄せられました。

 

 



 
 
寒ざらし粉
 
鬼無里小学校3年生による
 そばクレープの実演

大根びき

 
 講演 三島利徳氏
「総生産より総幸福の量を −ブータンに学ぶ−」

ぜんまいの雑煮
 
乾燥かぼちゃのえごま和え

 

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