〜第7回目〜

 

 ・・・ないものはたべない・・・ 旬で「ないものはたべない」 安心で「ないものはたべない」

山々に囲まれた谷あいの「村」鬼無里。
そこでは、いくつもの季節があり、旬がはっきりしています。
『きなさのごはん』では季節ごとに今ある旬菜を活かしてつくる
(ない野菜はあえて使わない)食事を提案していきます。
旬の食材をふんだんに使ったごはんを食べながら、
日々の「ごはん」について、ちょっとみんなで考えてみませんか?

 

2011年11月23日(水)勤労感謝の日

「蕎麦」って美味しいけど、家で料理しようと思ったら、やっぱり「蕎麦打ち」?

蕎麦を打つには、こね鉢・のし板・のし棒・包丁・・・・いろいろ道具を用意しないといけません。

なので、そば打ちの道具がなくても、家庭で簡単にできる、そば粉料理を作ろうと、企画しました。

そして、石うすでひいたそば粉が食べてみたい!!というスタッフの個人的願望も加えてみました。

そもそも、鬼無里の秋は、忙しい!!収穫・収穫・実りの秋で、これからやってくる長い冬にも備えなければいけません。だから、お母さんは忙しかったはず!

そして、今回作ってみた料理を体感して、納得しました。

うん。これなら、忙しい時に、助かる。

もともと大家族なのに、人手が必要だからと、人が集まる時にも、この料理なら助かる!!と思いました。

それが、これ。

ぐつぐつ煮えた「お味噌汁」のなかに、豪快にそば粉を入れて、ぐるぐるかき混ぜます。

鬼無里では「むじなそば」とか「かいもち」と呼んだそうです。

おなべの味付けは、みそ汁でなくても、しょうゆ味でも良いんだそうです。

その他にも、

そば粉100%の「うすやき」

あらかじめ味をつけておくので、そのまま食べても美味しいです。

また、そば粉とお湯でかきまぜる「そばがき」も、石うすでひきたてのそば粉で作ってみました。

石うすは常に縁側に置き、みんなで交代でひきました。

ごりごりごりごり・・・。

おばあちゃん(先生)いわく、「1人じゃ重いので、2人でひいたんだよ。」

そして、石うすをまわすのは女の人の仕事だったそうで、石うすの手入れは男の人がやったそうです。

 

 

このひきたてのそば粉を見た参加者が「このそば粉のそばが食べてみたいな」と言ったら、おばあちゃん(先生)が「じゃあ、打とうか」と、予定にはないそば打ちが始まりました。

石うすでひいたそば粉は、荒く、ざらざらして、とても難しいそうです。

そば料理をたっぷり堪能した後は、

おつけもの講習会。

畑に行って、大根を抜いて、きれいに洗って、

たるに仕込んでいきます。

さいごは、大根の葉っぱでふたをして(乾燥を防ぐ)

できあがり。

冬のランチ会で、食べる予定です。

 

というわけで、今回も、ないものは食べないきなさのごはんをご提案しました。

野菜ってこんな味がするんだ。そば粉ってこんな味がするんだ。と、発見の連続なランチ会でした。

料理って、何なんだろう?ごはんって何なんだろう?

野菜と、塩と、手作りの油と、手作りの味噌と、手作りのしょうゆだけで作った“きなさのごはん”を特別にしない、普段のごはんとなるような生活ができたらな〜と思います。

手は抜いても愛情は抜かない。

調味料の味・・・ではなく、素材の味が感じられるきなさのごはんは、心にも体にも温かい「ごはん」です。

秋のランチ会のチラシはこちら!!

 



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 きなさのごはん

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