*** あるものを食べる *** 

『きなさのごはん』では、鬼無里のその季節にある食材を工夫し食べます。

素材から時間をかけて作られた手作り調味料や、旬菜を活かす
(ない野菜はあえて使わない)食事を提案していきます。

シンプルな本物の味を、目で、鼻で、口で、手で感じながら「いただきまーーす」


の食材をふんだんに使ったごはんを食べながら、
日々の「ごはん」について、ちょっとみんなで考えてみませんか?

そして、『きなさのごはん』で感じたことを、あなたの日常に取り入れてみませんか? 

 

2013年2月11日(月・祝)

きなさのごはん、前回の9回目からだいぶ時間を空けて・・・10回目の開催となりました。

まめえってぇ鬼無里では、JSTプロジェクト、鬼無里を住む人にも訪れる人にも心地良い地域にするという意味の、「きなさごこち」というプロジェクトの中で、『食の文化祭』を1年間行ってきました。

同じ“食テーマ”のイベントだったため、きなさのごはんは、今年度は少しゆっくり目で、年に2回の開催です。

さてさて、今回のテーマは『小麦を味わう』

今年、まめってぇ鬼無里では、小麦を栽培しました。
品種は 「ユメセイキ」
うどんやおやき、すいとんにとっても適した品種でした。
・・・が、ちょっと待って?? 品種によって、味って違うの??
そもそも、なんで、いろんな品種があるの??

 

という疑問がわきあがり、じゃあ、いろんな品種を集めて、うどんを打って食べてみよう!!ということになりました。

会場は、十二平(じゅうにだいら)にある「農家レストラン 素そばな亭」です。

告知時間が短かったので、心配したんだけど・・・申し込みはとっても順調で、すぐに満員になりました。

今回はっきりしたことは、長野の人ってやっぱり小麦粉が好きですね!!!

ユメセイキを2kg、

シラネを2kg

そして、幻の品種といわれている 伊賀筑後オレゴンを2kg、

鬼無里産のアマランサスを粉にしたのを混ぜたアマランサスうどんを2kg 打ちました。

寝かせている間に、小麦粉にとっても詳しい「堀内寿郎さん」のお話しをうかがいます♪

大麦、小麦の違いや、品種改良されたわけなど・・・とっても面白い話が次々に飛び出します。

これは、こねた薄力粉・中力粉・強力粉の3種類を水で洗っているところです。

水で洗って残ったのが“グルテン”です。この3種類はグルテンの量が違うそうで、農業試験場ではこんな実験をしているんです〜と見せてくれました。

さて、今回のうどん打ち。打つ量が多かったので、製麺機を使うことにしました。

かつて鬼無里のほとんどの家にあったという製麺機。

スタッフの家や、御近所さんから借りて6台の製麺機と、堀内さんが持ってきてくれたパスタマシーンでのして

切ります。

うどんの品種を食べ比べるなら、釜揚げよりざるうどんが良い!とアドバイスをいただいたので、うどんは冷たくしていただきました。

うどんだけでは・・・と、スタッフの持ち寄りでおかずも数種類用意しました。

煮豆2種類、切干大根、こんぶの煮付け、つけもの、てづくりこんにゃく、じゃがいもの煮物、おから料理、厚揚げの煮物、しょうゆ麹付け、青大豆と赤カブの酢漬け、長いもステーキ、ポテトサラダ、黒豆茶。。。

本来の目的の、違う品種の食べ比べ・・・・・・が遂行できたがちょっとナゾ。

みなさんから感想を聞いたり、アンケートを書いてもらったりしたけど、「私は○○が一番うどんに適していると思う!」という意見がなかったんですけど・・・・・・

私が思うに、「食べ比べ」っていうのは、とっても難しいっていうことが、今回良く判りました!!!

特に、今回いただいた3品種の小麦粉は、どれも長野産で生産者の見える小麦粉でした。

例えば、外国産の小麦粉とか、一般的に売られている小麦粉とかを使えば、もう少しはっきりとした結果が見えたのかもしれないな〜と思います。

あと、ストイックにうどんだけを食べる。。。という風にしなければいけなかったのかも。

 

なにはともあれ、どの品種もとってもおいしいうどんになりました。

ぶちぶち切れてしまったのは、打ちあがってから茹でるまでの時間に乾燥してしまったからだそうです。スイマセンでした。

会の冒頭でも言いましたが、10回開催していますが、毎回新しいことをやっているので、毎回ドキドキします。

今回は「食べ比べ」という意味では反省点が多々ある感じがしますが、みなさん満足して鬼無里を後にしていただけたので、まあ、良しとしようかな〜♪♪

これからも、喜んでいただけて、プラス「ためになる」があって、「また来たいね鬼無里」と言ってもらえるような きなさのごはん にしていきたいなと、思いました。

《まき》

冬のランチ会のチラシはこちら!!

 

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担当/古畑
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 きなさのごはん

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