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*** あるものを食べる *** 

『きなさのごはん』では、鬼無里のその季節にある食材を工夫し食べます。

素材から時間をかけて作られた手作り調味料や、旬菜を活かす
(ない野菜はあえて使わない)食事を提案していきます。

シンプルな本物の味を、目で、鼻で、口で、手で感じながら「いただきまーーす」


の食材をふんだんに使ったごはんを食べながら、
日々の「ごはん」について、ちょっとみんなで考えてみませんか?

そして、『きなさのごはん』で感じたことを、あなたの日常に取り入れてみませんか? 

 
 

2014年10月4日(土)

 第13回目の『きなさのごはん』を開催しました。
今回は、日本で唯一の『チベット医』という 小川康先生をお迎えしました。
 
始まる前に、子供たちや参加者とはと麦を取り分ける先生。

「こういうことがやりたいんですよ!!」と後でおっしゃっていましたが、
先生とっても楽しそうです。
先生曰く、「薬草を作る作業をしながら、普段言わない悩みをポロッと言ってしまったりとか、薬草にはそういう力もあるんです」
それは、良くわかります。
鬼無里でも、麻仕事や数件で共同で仕事をしていたころ、
「よーでもないこと(取るに足りないこと)、よくくっちゃべった(よく喋った)もんだ」と聞いたことがあります。
ずっとこのまま・・・というわけにもいかないので(^^);会場の古民家家主の大日方さんの挨拶で始めます。

今回は、今までの半分の募集人数という、新しい試みをしました。
小川先生の話を多くの人に聞いてもらいたい反面、じっくり話が聞きたい・・・と、悩みに悩んでこの選択をしました。

こちらが、小川先生です。
終始はと麦をホウロクで煎りながらの講演でした〜!!

小川先生の話を聞いたり、小川先生が鬼無里で昔から住んでいる大先輩に「鬼無里ではどうでした?」「鬼無里ではどんな薬草を採りました?」などと聞いて、鬼無里の住人が答えたりすると、最近住み始めた私たちは、「ほぉぉぉ〜」とか「へぇぇぇ〜」とか言いながら聞いていました。
この日は、お隣の小川村の大先輩も参加者にいらして、山の向こうの話も聞けて、非常に有意義でした。
小川先生のお話は、やっぱり、きなさのごはんで大切にしていたことにとても似ていて、「特別な薬、特別な植物を探すのではなく、その土地にある薬草で暮らす」ことの大切さを教えていただきました。

お腹が空いてきたので、お昼の準備をします。
今日は、「おはぎ」なので、煎った大豆を石臼で引いてきな粉を作ります。
子供たちが大張り切り。
おはぎは、他にも“えごま”と“小豆”を用意したので、丸めてまぶします。

今日のお昼はこんな感じ。

【おしながき】
さつまいものきんぴら
かぼちゃとねりごまの巾着しぼり
猪と青菜のスープ
あけびの皮にジャガイモとたまねぎと猪肉を詰めて焼いたもの
あけびをふすまクッキーに付けて
金糸瓜とみょうがの酢の物和え

みんなの笑顔が印象的な1日となりました。
私は、あけびの苦さに顔を歪めていたけど、後で聞いた話によると、熱を十分加えると苦味が和らぐそうです。私はちょうど苦いところを食べちゃったみたいです。
 
小川先生は、他にも、薬草から「いわゆる市販されているような薬」を作るワークショップなんかも手がけていらっしゃるそうです。
そんなことも、鬼無里でやりたいな〜とひそかに思いました。
薬を作ることが大切なのではなくて、その過程をぜひ味わいたいです。
先生が目指す、「できれば、石の斧で“キハダ”を伐るところから」というお話も興味深いです。
個人的には、『ココカラ』という講座でココロとカラダを整えることを学び、それを『きなさのごはん』で活かしながら生活にどう取り入れましょう?という活動をしていて、今回の小川先生との出会いで、また一つ「そうしてあなたは、どうやって生きていきましょう?」と投げかけられた気がして、ある種清々しい気分になりました。
それは、小川先生のお人柄と、強い信念と、先人たちの知恵の深さのせいなのではないでしょうか。
今回もとても良い『きなさのごはん』になりました。関わってくださった全ての皆様に感謝しております。ありがとうございました。次回もステキな『きなさのごはん』になりますよ!!
お楽しみに♪
                                            《まき》


vol.13秋のランチ会のチラシはこちら!!

 

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担当/古畑
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