里山くらぶ

2014年3月9日(日)
『もりがーる』(林業女子)の、特別講座、
『ロケットストーブを作ってみよう!!』が開催されました〜。 
 

お空はこんなに快晴だけど、
鬼無里の雪は思っていたより少なくならなくて、
予定していたことができるか心配。。。
 
講師は、この人(^^)/
美術家 、RIKI-TRIBALSustainable Art Works代表の
小池 雅久さんです。
普段は、門前のcafe MAZEKOZEにいらっしゃいます。
小池さんは「燃焼マニア」とあだ名される御仁です。
私たちの「ガールに里山について伝えたい」という趣旨に賛同してくださり、
「ガールにこそ知ってほしい!!」と、ロケットストーブがなぜ生まれたか、とか、ロケットストーブは現在の自分たちを知る「ツール」なんだよ、とか、技術だけでなく、面白いことを沢山教えてくれました。
 

そんな今回の『もりがーる』。
多くの方に興味を持っていただき、嬉しい限り。
中には、「森ボーイ」も紛れていますが、
今回は、定員が20名と、いつもの倍だったので、
ボーイたちにもご参加いただきました。

中には、
「数年前に作ってみたんだけど、これで良いのか、見てもらえないだろうか??」
と自作のロケットストーブを持ち込む地元の森ボーイも!
(丁度良い「ごとく」がなくて、大がかりのように見えますが、、、ごとく部分は急遽の部分です。)

ホントは、土を使ったロケットストーブづくりの予定だったのですが、
思ったよりも雪が多いので、倉庫に偶然あった「レンガ」を使ったロケットストーブを作ることになりました。


 
 

まずは、小池さんの作った見本が完成。
それを見ながら、自分たちでも作ってみます。
そして火を入れて、今日の昼食になる鍋をかける。

火が勢いよく燃えて、湯がが出て。。。という写真にみえるけど、
実際は、なかなか鍋の温度が上がらないのです。
どうしてでしょうね(^^)
ほらほら。
ロケットストーブは現在の自分を知るツールだって、言ったでしょ?!
いろんな人が、いろんなことを言います。
「薪がしけってるんじゃない?」
「ここの口がこっちの方がよくない?」
「レンガの積み方が悪かったのかな??」

火を焚くのって、難しいですね。
今の自分がどれだけ、火から遠のいた生活をしていたのか、よく分かります。
ボタン一つで火も、水も、灯りもつくことに慣れてしまった自分。
けれど、鬼無里でほんの三十数年前までの主婦や、子どもたちは、
ボタン一つではない生活を難なくやりこなしていたのだと聞いています。

あまりに、温度が上がらないロケットストーブを見て、
急遽作り始めた新型タイプのロケットストーブ!!
これはこれで、とても楽しみ〜。

一方その頃、もりがーるたちは、チェーンソー体験や、薪割り体験を始めました。

途中、鬼無里のお母さんが作ってくれた、甘酒で空腹をしのぎながら、
なんとか 豚汁の完成!!

 

これは、鬼無里のパン屋さん『ソノマノ』さんのご協力により
ロケットストーブで焼いた“ピタパン”

こちらは、玄米(リゾット米)のリゾットです。ニンニクときのこを入れて、シンプルに塩味です。お好みで、モッツァレラチーズをどうぞ♪

漬物上手のお母さんのお漬物も並びます!!

午後は、第2部。ウッドガスストーブのお話。

真剣にお話を聞く後ろで、
もくもくと薪を割り続ける子供たちの図。
 
楽しくて、ためになって、おいしい『もりがーる ロケットストーブを作ってみよう』の会が終了しました〜。
もりがーるでは、林業体験を主にやっていきますが、
今回の体験は、ただ木を伐って倒して、薪にしたりその他で有効利用するだけではなく、エネルギーとしての利用と、その利用する姿勢を学べたのではないかな〜と思います。
生物学的観点から、女性は命を育む性質があると思います。
だからこそ、ガールたちに、ロケットストーブというツールを使って現在の状況を知ってもらうのはとても大事なことだと、小池さんに教えてもらいました。
もう一つ、台所を任される身として、このキッチンツールとどう関わればいいのか非常に考えさせられました。また、灯油をはじめとする様々なエネルギーのの高騰により、家計を任される身としても同様です。

参加者の皆さんも、
これを読んで下さった皆さんも、
そのへんを、ご自分の生活にあてはめて考えていただけると、いいな〜と思うわけです。
ではでは、この辺で。



未来のもりがーるたち。
 
また、ロケットストーブの会はやりたいです。
<まき>




里山くらぶ

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