里山くらぶ

 
今回の『もりがーる』は、
参加した <Yさん> に
ルポを書いていただきました〜。
 
 梅雨真っ只中の6月7日でしたが、かろうじて天気が持ちそうなので杉林での作業を決行しました。
 4人の参加もりがーるに対し、師匠2人とスタッフ(最強もりがーる)1名の強力なサポート体制でスタートです。
 さて本日の作業内容は、前回伐倒した杉の玉切り、枝打ち、そしてその丸太をウインチで引き出すところまでだそうです。
 
 作業場に着くと、まずは毎度行うチェーンソーの目立て講習から。不慣れなヤスリ掛けのせいでかえって歯を丸くしちゃってないかしら、と不安を抱えながら玉切りに入ります。実際に切ってみると切れ味の良し悪しはすぐにわかります。目立てって大切なんですね。
 
 それから1人一本ずつ、ギラギラと光る新品の鉈が渡されました。
 師匠はたった二振りで枝を落とします。
 ご幼少の頃より鉈に慣れていたという川中島から参加のもりがーるもバンバン打ち落としていきます。
 私は命中させられないわ、手が痺れちゃうわで、途中から枝の片づけ係と化しました。
 
 
 昼食時は女性5人、いろんな話で盛り上がりながらお弁当を食べました。初対面だってこんなに親しく話ができる。女性で良かったって思う瞬間です。
 午後はいよいよポータブルロープウインチの出番です。
 出てきたのはとても小さな機械とナイロンのロープや滑車。
 そして摩訶不思議な黄色いキャップ…
 これらがどういう風に繋がれて木を引っ張るんだろう。ワクワクしながらウインチがセットされていくのを見ていました。
 
 ポータブルロープウインチってすごいです!
 当然師匠の手添えありですが、女性の力でも楽々と木を引くことができるんです。
 4人かわるがわるロープ引き体験をさせてもらいました。
 他の人がロープを引くときは、丸太にワイヤーを掛けたり、邪魔な枝を落としたり、軌道を確保する役に徹します。
「オッケーで〜す!」「ちょっとストーップ!」と、声掛けばっちりのチームワークでした。
 丸太をほぼ引っ張り出した頃、遠くに晴れ間が見え木立の間に日が射しました。
 うっそうとした杉林しか知らない私にはイメージできなかった「健全な森」を垣間見た気がします。
 本格的な林業と比べると、今日の作業はお遊びや真似事のようなことかもしれません。
でも少しでも日本の森の現状に触れられたことは、私にとって大きな体験でした。また是非参加したいと思います。

<参加者Y>
 
ありがとうございました〜!!


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