里山くらぶ

 
今年も、鬼無里中学校の生徒と奥裾花自然園の林道整備作業を
行う予定でいましたが・・・
奥裾花へ行く国道の土砂災害により、自然園に入ることができませんでした。
中学校の先生より、「どうしましょう??」と相談を受け、
 
「以前行った、きらめ樹(間伐)の体験をしてもらったらどうだろう??」
といことになり、
平成26年6月19日(木)
鬼無里中学校の生徒と、きらめ樹 皮むき間伐をすることになりました。
 
きらめ樹(皮むき間伐)とは・・・
放置され枯れかけている人工林を、きちんと手入れして健康な森に戻してあげる作業で、
NPO法人森の蘇り が提唱するプロジェクトのひとつです。
「皮むき間伐」とは、木の皮をむいてゆっくり立ち枯れさせ、1〜2年後乾燥した状態で間伐します。女性や子供でも簡単にできる画期的な手法です。
皮をむくこともさることながら、伐倒した後に引きだす作業も、
女性や子供でも簡単にできるそうです。

 
中学生にとっては、「間伐ってなに?」 「里山の手入れってなに?」という感じなんだと思います。
今回は、このきらめ樹を体験してもらい、
興味をもってもらえたら!!という思いがありました。
 
まずは、のこぎりで木の周りを一周かるく傷をつけ、そこに、竹べらを入れて数十センチ皮をむきます。
数人で一気に皮を上に向かってむきます。 
むき終わった木を触ってみています。
 
このように、上の方まで上手にむけると、乾燥が上手にいきそうですね。
中学生は、歓声をあげながら、「いいよ」というと、次々と皮をむいていってしまいました。。。(^^)/
その他には、枝打ちの作業も体験してもいました。
師匠に「もみの木」を伐倒してもらい、
ナタを使っては危ないので、手のこで、せっせと切ります。
この体験をもとに、里山整備の必要性や、間伐について少しでも考えてもらえたら、嬉しいな。
そんなに、難しく考えなくとも、鬼無里で生まれて鬼無里で育った子どもたちには、山で使うような「ナタ」や「のこぎり」なんかを、普通に使えるようでいて欲しい〜という、
単純明快な願いもあります。
 
 作業後に、中学生たちが、お礼にと歌(混声合唱)を歌ってくれました!!!
そのタイトルは「木を植える」
涙腺の弱い大人たちは、目頭を熱くして聞いていました。
調べたら、この歌、歌詞は谷川俊太郎さんのようです。
「木を植える それは つぐなうこと・・・」
 
私たちは、今後この林に、どんぐりの木とメープルの木を植えようと思っています。
きちんと先を見据えた里山づくりをしていきたいですね。
 
さてさて、最後になりましたが、実は、この林、もともと「皆伐」するつもりの林で、現在もりがーるの実習地でもあります。ですので、1年乾燥させておくことができず・・・来年を待たずに伐倒してしまいます。中学生の皆さん、ゴメンネ。でも、その後ろの林に昨年度皮むきした木があるので、見に来ることがあったら、そこをご案内します!!!
今回は、奥裾の林道整備の代わりの急遽な企画なため、ご了承ください!!
 


里山くらぶ

お問い合わせ

 

 

 

Copyright (c) 2010 mamettee KINASA All rights reserved.